社労士試験合格後をうまく切り抜けたいあなたへ

社労士試験の合格ラインの構造を解く

社労士の合格率が一定に保たれていて、そこから合格へのカギが見つかることは前ページで書きましたが、社労士の試験にはもうひとつ忘れてはいけない注目点があります。
社労士の試験には「合格ライン」のシステムがあります。本番の試験でこの合格ラインを超えないと、絶対に合格することはできません(ただしその合格ラインからわかってくる試験の特徴もあります)。このシステムをよく知りぬいておかないと、受験勉強も破綻する恐れがありますから最重要事項のひとつでしょう。

社労士の試験は、試験問題に「択一式問題」と「選択式問題」があります。

択一式問題(全部で70点)
複数の選択肢の中から、問題にあてはまるものを選んで回答します。
選択式問題(全部で40点)
文章に空欄があって、指定された選択肢の中から妥当なものを選んで埋めていく問題です。

ちなみに、社労士のどちらの問題についても、7~8科目(この科目の区分はときどき変更が加わります)に分けられています。

ここからが重要です。
社労士の試験問題には問題の区分や科目の区分ごとに「合格ライン」があります

平成23年度の社会保険労務士試験の合格ライン

・択一式問題の合計点数が44点、ただし、全科目で4点は得点すること
・選択式問題の合計点数が23点、ただし、全科目で3点は得点すること

「合計点数」に関しては毎年微妙に上下します。とにかく、択一式問題は全体の7割、選択式問題は全体の7割を超えるくらい得点しないと確実に受かるとはいえません(6割でもこの数年は合格できていますが、余裕を持たせるならもう少しとりたいところです。)

そして、「全科目で~点は得点する」といった趣旨の合格ラインも社労士にはあります。
いくつも科目があるのに、そのすべてで平均して点数をとれるようにならないと、社労士の合格ラインは超えることができません。得意な科目でたっぷり貯金を作って逃げ切ることは社労士の場合は不可能です。

合格率と合格者数を調整する理由で、「救済」が行われることはよくあります (特に、選択式問題では近年多いです)。
しかし、いくつかの科目で「本来は3点得点しないといけない」ところを「2点でもいい」ことにしてくれるくらいですから、救済を期待して受験するような態度はすすめられません。

社労士の試験では合格ラインが科目別および問題形式別にあって、それを全部クリアしないと落されてしまうことはよく肝に銘じてください。
このページと前のページからわかることは、社労士の試験では、全試験科目について、過去の問題を深く広く研究して、取れる問題は確実に得点することです。
そのための勉強法を次のページに書いていきます。


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